釣りを始めたいけど、どんな釣り方があるの?と思っている方も多いはず。そんな方におすすめなのが サビキ釣り です。
サビキ釣りとは、コマセというプランクトンエサ(小さいエビの形をしています)で魚を集め、エビの擬似餌がついた針で魚を釣る方法。
ファミリーフィッシングでもよく使われる、入門にぴったりな釣法なんです。
今回はサビキ釣りについての解説をしていきます。
目次
サビキ釣りとは何か?
サビキ釣りとは、仕掛けサビキ針の略称です。
上(または下)にエサを入れるコマセカゴをセッティング、その下に何本か針が付いた仕掛けを付けて水中に沈めるだけ!
水中にコマセという餌を撒いて魚を集めて、サビキ針に魚を食わせて釣ります。
サビキ釣りは仕掛けを作るのも簡単ですし、カゴにコマセを入れるだけ。
水中で竿を上下してエサを出してやると、数分で魚が食いついてきます。
絵がとんでもなく下手なのですが、こんな感じの仕掛けです。
とっても簡単に釣れるので、初心者やお子様とも楽しめる釣りの方法です。
基本のサビキ釣りに必要なもの
サビキ釣りに必要なものは以下の3つです。
- 竿(磯竿2〜3号くらいがおすすめ)
- リール(3,000番台がおすすめ)
- サビキ仕掛け
- カゴ
- 水汲みバケツ
- コマセバケツ
- タオル
道具がよくわからないって人は、プロマリンの初心者セットがおすすめ。
仕掛けから竿、リールまで全部揃っているのでとりあえずこれを持っておけばサビキ釣りができます。
最初から高いものを買って、案外使わなかったり釣りに飽きたらって不安も、この値段なら納得できますよね。
まだ竿を買いたくないって人は、海釣り施設に行ってレンタルが良いでしょう。
色んな釣りを試したいって方は、汎用性の高い竿がオススメ。
私はシマノのルアーマチックs86mlを使うこともあります。ルアー用の竿なのですが、サビキやぶっこみサビキにも使えますよ。
そうすれば持っていくのは、仕掛けだけで済みます。
バケツとかも貸してもらえるので安心してくださいね!
そのほかコマセスプーンというものもあると良いです。
餌に使うコマセは非常に臭くて、手で触るとなかなか匂いが取れません。
肌の弱いひとは、コマセで手荒れしてしまうこともあります。
これを防ぐためにスプーンを使って、かごに餌を詰めると良いですよ。
サビキ釣りで狙える魚種は?
サビキ釣りは足元や近場にいる魚なら、なんでも狙える仕掛けです。
さらに詳しく
- アジ
- サバ
- メバル
- サッパ
- コハダ
- コノシロ
- ハゼ
- カサゴ
- メバル
- チビクロダイ
- ウミタナゴ
釣りに行く場所にもよると思いますが、私は今までサビキでこんな魚を釣り上げました。
あまりに大物は無理ですが、小物釣りにはぴったり!
サビキ釣りのシーズンは?
一般的にサビキ釣りのシーズンは6〜11月くらいと言われています。
が、私としてはいつでも釣れる万能の仕掛けではないかと思います。
特に後ほど紹介するトリックサビキに関しては、私は毎回確実に釣れるんですよね。
もちろん釣りをする場所にもよりますが、年中小魚は狙えます。
私は1月の真冬でもアジ・ウミタナゴ・サバなどを釣りました。
サビキ釣りできる場所は?
サビキ釣りに向いてるのは、堤防などある程度水深のある場所です。
仕掛けが長めなので、浅瀬では仕掛けが全部海に入りません。
あと東京だとコマセを使った釣り自体が禁止ってところもあるので要注意。
サビキできて関東で電車でいける海釣り施設(レンタルあり!)「磯子海釣り施設」についてはこちらにまとめています。
サビキ釣りできる時間帯は?
基本的にサビキ釣りはマズメ時が狙い目です。
つまり朝夕の太陽が出る・沈む時間の前後1時間くらい。
とはいえ魚の活性が高い春から秋は、昼でも釣れることがあります。
時間帯によって魚のいる位置は移動するので、あとから紹介する様々なサビキ釣り仕掛けを使い分けてみてください。
サビキ釣りで釣れない時の対処法
サビキ釣りでも釣れない時・・・は、魚自体の活性が低い、またはその場に魚が居ない時。
水深のある場所でしたら、棚(魚がいる場所)に仕掛けが来てないのかも?
私はサビキ釣りする時はまず仕掛けをそこまで沈めて、徐々に仕掛けを上げていって魚のいる場所を探ります。
それでも釣れない?
他の釣り方の方が魚の反応が良い時もあるんです!
別の記事で紹介しますね。
サビキ釣りより釣れる!トリックサビキ
ちなみにサビキ釣りをマスターしたら、次に挑戦したいのがトリックサビキ。
トリックサビキとは、擬似餌がない針に直接コマセをつけて釣る方法です。
赤の部分にエビが付いていて、アピール力抜群。
スピード餌つけ機を使えば、簡単にはりにコマセを含ませることができます。
ココがポイント
第一精工のスピード餌つけ機+三脚が、どこでも使いやすくておすすめ。
でも初心者さんであんまり道具を増やしたくない方はまずは普通のサビキから始めましょう。
ただしコマセは取れやすいので、こまめに付け替えることが必要。
正直餌付きの針なので、普通のサビキよりも圧倒的に釣れます。
私がいつも愛用しているのは、このトリックサビキの針です。
釣果的には圧倒的に有利なので、サビキ釣りがうまくいかない人は試してみてくださいね。
トリック サビキ釣り におすすめの商品
トリックサビキの仕掛けもセット売りしているので、難しい道具は必要ありません!
こちらがトリックサビキの仕掛けです。針は小さいものから大きいものまでありますが、最初は4号くらいから始めましょう。
あと、餌をつける時にこんなものがあると便利。
第一精工さんのスピードバケツ!
私も使っていますが、かなり便利で竿も置けるのが嬉しいですね。
このバケツは、餌入れと餌つけ器が一体になったものです!
私も持っていますが、バケツ1つで済むので便利ですよ。
ただし荷物がちょっと増えるので、車で行くほうは大でも良いけど電車で釣りに行く人は小さめのものを購入しましょう。
ちょっと沖・底を狙いたい場合はブッコミ(ちょい投げ)サビキ釣り
サビキ(トリックも含む)が有効なのは、主にマズメの時間帯です。
マズメとは魚の活性が良くなる(たくさんご飯を食べる!)時間帯のことで、夜明け前・日没前後1時間くらいを言います。
この時間帯は魚も朝ご飯と夕ご飯を食べるので、食いが良くなって釣れやすいんです。
じゃあマズメを逃したらどうするか?そんな時はちょっと沖を狙いましょう。
サビキは足元だけじゃありません、少し沖合・海底を狙うことで釣れます。
そんな時に使えるのが、ブッコミ(ちょい投げ)サビキ。
カゴの上に浮力の弱いウキがついているので、海底のオモリと引っ張りあって海の底からサビキ仕掛けが立つようにできます。
このような浮きを使います!
因みにセットで仕掛けは売られてるので、買ってそのままつけるだけ!
昼間はサビキのターゲットの魚たちは、海底に隠れていることが多いです。
ちょっと沖合の底を狙って投げれば、海底に隠れている魚たちが釣れます。
ブッコミサビキ釣りにおすすめの商品
ブッコミサビキ釣りも仕掛けセットが売っています。
浮力が弱いウキ・カゴ・サビキ針・おもりまでセットになっているのでこれ1つあれば十分釣りが楽しめますよ。
大物狙いなら遠投サビキ釣り
普通のサビキに飽きたら、大物狙いできる遠投サビキをしてみましょう。
サビキを沖合に投げて、水深の浅いところにいる魚を釣ることができます。
魚がいる深さ(棚と言います)に合わせて浮きを調整したり、円筒の技術もいるのでちょっと上級者向け。
必要な竿はこんな感じ。
- 遠投竿(ルアーロッドでもいけます)
- リール(3,000以上のもの)
- 浮き
- ウキ止め
- からまんぼう
- 浮きに対応したおもり
- 飛ばし用サビキ仕掛け
足元サビキに使うような磯竿は柔らかいので、遠投には少々向いていません。
ちょっと硬め(3号〜4号)の遠投用の磯竿か、ルアーロッドがおすすめ。
浮きと浮きに対応したおもり、ウキが任意の棚に来るように調整するウキ止めも必要と結構必要なものが多いのがネックですね。
と言っても私でもできるくらいなので、仕掛けさえ作れれば大丈夫です。
ただし風の強い日は、思う方向に飛ばなかったり、混んでいる釣り場だと隣の人とお祭り(釣り糸や仕掛けが絡むこと)することもあります。
最初のうちは経験のある人と同行してやってみる、または人が少ないところで遠投サビキをしてみましょう。

もうやめて〜というくらい入れ食いになり…(笑)
こんな状態も期待できます。
遠投サビキは普通の足元サビキよりも形の良いものが釣れるのが嬉しいですね。
遠投サビキ釣りにおすすめの商品
遠投サビキをする場合は、こんな仕掛けが必要になります。
ウキをつける分接続のために必要なグッズが出てくるのでちょっとややこしいかも。
とりあえずサビキやトリックサビキを試して、もっと沖に飛ばして大きな魚を狙いたい!って時にやってみてください。
サビキ釣りについてのまとめ
今回はサビキ釣りについての紹介をしました。
サビキ釣りは初心者向けと言いますが、実はかなり奥が深いんです。
筆者も子供の頃から今に至るまでサビキ釣りを続けていますが、とりあえずボウズにならない!
坊主のがれという釣り方ですから、確実に1匹は魚の引きを感じたい人におすすめです。
サビキと言ってもいろんな方法があるので、まずは普通のサビキから。
そのあとはトリックサビキ・遠投といろんなサビキ釣りを試してみてくださいね。