「よく釣りで マズメ って言葉を使うけど、どういう意味?」
「とりあえず朝と夕方が釣れるってことだよね?」
初心者釣りガールさんが、Twitterやサイト、Youtubeでよく耳にする言葉「マズメ」。
よく釣れる時間帯なんだな〜くらいに思っているけど、実はどういう仕組みか知らない方も多いんじゃないでしょうか?
というのも私自身が、「へ〜マズメっていうんだ。釣れるんだ。ほお〜」くらいに思っていたからです。
先日釣りに行った時に、ふと気になって色々調べたら「ああ!そういう仕組みになってるのか!」と納得して嬉しかったのでまとめました。
やっぱり釣りにおいて、釣れる仕組みを知っておくのは釣果アップの役に立つと思います。
それでは私なりの”マズメ”のまとめをご覧ください。
目次
釣りガールさんに捧げる釣り用語「マズメ」って何?
マズメ、またはマズメ時とは、魚の活性が上がる時間帯のことです。
後ほど詳しく説明しますが、朝と夕方に一度ずつ訪れます。
- 朝と夕方に訪れる魚のお食事タイム
- マズメの仕組み
なんでこの時間帯に釣れるのか?その理由と仕組みを解説していきますね。
朝と夕方に訪れる魚のお食事タイム
マズメとは、朝と夕方に訪れる魚のお食事タイムのことです。
正確には日の出と日没の前後30〜1時間くらいのことを意味します。
この時間帯には魚の活性が上がる、つまり「よっしゃ!飯食うたるで!」と食欲が上がるんです。
そのため餌やルアーに積極的に食ってくるようになり、釣れやすくなります。
マズメの仕組み
なんでマズメに釣れるのか?その仕組みを調べてみました。
まずは朝マズメについて。
日が登ると、海の中にいる日中製のプランクトンが光合成を始めます。
プランクトン=魚の餌になるので、プランクトンを食べている魚たちは「わーいご飯だ!」状態に。
さらにフィッシュイーターたちは小魚を餌にするので、「あいつら、出てきたやん!」と集まってくる…。
魚の朝ごはん、それが朝マズメです。
夕方のマズメはなぜ釣れるのか?
プランクトンには日中性のものと夜行性のものがあります。
夜行性のプランクトンはお昼は休んでいて、日没に合わせて活動を始めるんです。
プランクトンが動くと、当然小魚たちが動き出して「夜ご飯だ〜」と捕食を始めますよね。
それに伴ってフィッシュイーターたちも集まる、仕組みは朝と同じですね。
ココがポイント
- マズメとは日の出・日没前後1時間くらいのこと
- 魚の捕食活動が活発になるので釣れやすい
- プランクトンの動きがキーになっている
朝と夕方のマズメ、どちらが釣れやすい?
朝マズメ・夕マズメどちらかが釣れるかは魚によっても違います。
一般的には青物、ブリなんかは朝に1日の食事の7割を終わらせると言われているので、朝マズメに釣れる傾向。
青物を釣りたい人は絶対に朝マズメを攻略すべきって言われていますよね。
夏は夕方は暑すぎるので朝マズメの方が釣れやすい、という話もあります。
ココに注意
しかし私がカンパチを釣ったときは、普通〜にお昼でした。
アジは朝と夕方どちらでも釣れますが、たまに回遊がないと全く釣れません。
というわけでマズメ狙いは大事だが、釣果情報の確認や季節も考慮すべきというのが結論です。
電車釣行だとマズメを狙いづらいのが難点
電車釣行だと、冬は朝マズメは狙いづらいですよね。
朝マズメ狙いなら始発ででて、1時間くらいで着く釣り場を選んでいきましょう。
夕方は電車もあるし狙いやすい、しかも初心者向けターゲットのアジは私の経験では夕方の方が釣れます。
なのでまずは夕マズメ狙いで、お昼くらいから釣り場に出かけて日没を狙ってみましょう!
マズメ時以外は魚たちは何をしているの?
ここで疑問なのですが、マズメ時以外って魚は何してるんでしょうか?
できたら昼も釣りたいですよね。
魚の動向がわかれば、釣りは楽になるし釣果も上がりやすくなります。
底に潜んで身を隠している
初心者の我々が行く釣り場や堤防の付近にいる居付の魚は普段は海底の方に居て姿を隠しています。
昼は明るいので、外敵(フィッシュイーターたち)から身を守るためです。
そこの方に隠れて休んでいるので、餌をホイホイ投げられても「いや、今いらないです…」状態なんですって!
あとアジなんかは回遊魚なので、昼は沖の方に泳いで行ってしまいます。
そのため回遊ルートが絞れない昼は釣りづらいと言われているんです。
マズメ以外に初心者でも簡単に釣れる魚
お昼でも簡単に釣れるのが根魚や居付の魚たちです。
メモ
- ハゼ
- キス
- アジ・サバ
- カワハギ
- チヌ
- アイナメ
- 海タナゴ
私の経験ではこの種の魚は昼間でも関係なく釣れる傾向にあります。
冬は厳しいかもしれませんが、水温が高くて魚が元気になる春からは俄然釣果が上がりやすいです!
マズメでも釣れない時がある!坊主を避けるための対処法
マズメを狙っても全然釣れないという時があります。
そんな時に坊主を避けるために、事前に調査をしておくと良いです!
1つずつ調べるべき事や、釣れない時の対策を紹介しますね。
タイドグラフを活用する
事前にタイドグラフをチェックしましょう。
タイドグラフは日本語では潮汐表と言って、塩の満ち引きをグラフにしたものです。
このように潮が満ちてくるタイミングと、下がってくるタイミングがわかりやすい!
しかも下の方に星がついていて、この辺が「潮が動いて釣れやすいよ」と教えてくれるんです!
私は必ず釣りの前に、予定の釣り場の潮汐表をチェックしてからいきます。
確かに面白いようにこのグラフの時間になると釣れ出したりしますよ!
タイドグラフでアプリストアをチェックして貰えば、無料で入手できますのでぜひ!
ちなみに釣りには水温も大事なんですが、この潮汐表でチェックできます。
魚種にもよりますが、アジなどは20度以降が快適な水温ということでそれより下回ると暖かい地方へ移動してしまうんです。
堤防からたくさん魚を釣りたい時は、最低でも15度以上の水温がある日をねらっていきましょう。
餌の種類を複数持っておく
持っていった仕掛けで全然釣れないって時は、餌の種類を複数持っておいて色々試しましょう!
例えばサビキで釣れなくても、イソメをつけたブッコミ釣りならあっさりとハゼなどが釣れたりしますよ。
私は鉄板のトリックサビキが釣れなくて、不安感に駆られてイソメを買いに走ったことがあります。
餌を1つに絞ると釣れなかった時に詰んでしまうので、コマセ・イソメなどを用意しておきましょう。
電車釣行の場合は持っていくのは無理なので、釣り場の近くに餌を売っている売店がある場所が狙い目です!
ココがポイント
近くに餌を買える場所がない釣り場に行くときは、シーフードミックスを持って行きましょう!アサリが入っているやつがおすすめです。
シーフードミックスの力は偉大で、面白いくらいいろんな魚種が釣れます!ぜひ試してみてくださいね。
周囲の人に釣り場の傾向を聞く
全く釣れないなあと思ったら、近場の人に釣り場の傾向を聞いてみましょう。
釣り場によってはマズメの2時間後に釣れ始めるなど、傾向が違うことがあるからです。
先日私はふれーゆ裏に行ってきたのですが、マズメではなくて朝の8時くらいから釣れるよ〜とおじさまに教えてもらいました。
本当にその通りに、アジが回ってきてびっくり!
何度も通っている釣り場じゃないと傾向を掴むのは難しいので、恥ずかしがらずに周りの人に質問してみましょう。
マズメを狙って釣りの楽しさを知ろう
今回は釣りで頻繁に出てくる言葉マズメについてご説明しました!
私もはじめは「なんじゃそりゃ?」と思ったのですが、調べてみたら魚がご飯を食べる時間帯と聞いて納得!
魚の習性を知って、釣れやすい時間に釣りをするのもテクニックの1つですよね。
マズメを狙って、たくさん釣果をあげればその分釣りも楽しくなります!
ぜひこの記事の内容を参考にして、「あ〜魚たちは今お腹が空いているんだわ〜」なんて思いながら、釣りをしてみてくださいね。